死にたいという話

圧力に押しつぶされそうになる。
苦しい。
とても息苦しい。
怖いという感情は違う気がする。
ただ、恐ろしいとは感じる。
妙に汗をかく。
背中に汗を感じる。
気持ちが悪い。
喉が渇く感覚はあるが、
何かを口にしたいという衝動は無い。
とりあえず、唾を飲み込む。
まったく落ち着かない。
状況を打破したいという願望はあるが、
このまま静観をしたいという願望が強い。
死にたいのかもしれない。
死にたくないのかもしれない。
死にたいと言葉に出す人は大半が死にたくないのだそうだ。
では、出さない人はどうなのだろう。
死んでしまう人は何も言わず死んで行くので、
やはり、死にたいと口に出さない人も必然的に死にたくは無いのだろう。
できることならば、後者の人間になりたいと思う。
そうであれば、死ぬ時は何も言わず死んで行くし、
死すべきときでないならば、今のような感覚に襲われることも無いのだと思う。
ただ、ただ、そう思う次第。